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津波警報 |
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(1) |
ハワイ海域で起きた地震による津波の場合 |
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オアフ島エヴァビーチに在る太平洋津波警報センター(PTWC)が緊急津波警報(Urgent Tsunami Warning)を発令します。これを受けた各郡の市民防衛局(Civil Defense Agency)は警報サイレンを鳴らし、ラジオ及びテレビの緊急警報システムで津波警報を流します。まずは、このサイレン等の意味するところをしっかりと理解しておくことが肝腎です。なお、この津波の場合は、ハワイで通常想定されている下記(2)の津波より緊急性が高く、警報を出す時間的余裕もないといった極端なケースも皆無とは言えません。従って、この種津波の対応については、下記(2)の津波におけると同等の計画性を期することは難しいという一面はありますが、避難については基本的には下記(2)の津波に対する対応振りを念頭に置いて対応して下さい。 |
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(2) |
太平洋遠隔地で起きた地震による津波の場合 |
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PTWCにより、まず注意報(Tsunami Watch)が発令されます。津波の危険性が確認された場合、この注意報は警報(Tsunami Warning)に切り替わり、上記(1)同様、警報サイレンが鳴らされ、ラジオ及びテレビで津波警報が流されます。この場合のサイレンは津波到達予想時間の3時間前、2時間前、1時間前及び30分前の4回なります。30分前のサイレンを最後の合図に警察、消防等の現場展開要員も一斉に要避難区域(Evacuation Zone)から退去します。 |
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避難 |
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(以下は基本的には上記1.(2)の津波を想定した避難方法です。) |
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(1) |
津波の場合の要避難区域は、当然のことながら沿岸に面した地域であり、ハワイでは電話帳の黄色のページに明示されていますのでしっかりと頭に入れておいて下さい。この区域内にいる人は、警報発令後直ちに区域外に避難しなければなりません。車の運転が可能な方は車で避難して下さい。それ以外の人は、兎に角出来るだけ早く、また速い速度で避難して下さい。津波は徒歩速度を遙かに超える速度で押し寄せます。近くで市バスを見掛けた人は手を挙げて乗車を要求して下さい。収容能力がある限りバスは乗車を拒否できません。要避難区域内に在る学校やデイケアセンターでは、事前に避難方法及び避難場所が決められており、子供達の誘導は施設側の責任で行われることになっています。避難先として各所に避難所(Shelter)が設けられます。多くの学校、公園、リクリエーションセンターが避難所として事前に指定されていますので、関連情報は市民防衛局(下記3.)にお問い合わせ下さい。なお、当局は、ビル内にいて避難区域外に避難することが難しい人については出来るだけ上階(6階建て以上のビルについては3階以上が目処)に移動することを勧めています。 |
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(2) |
市民防衛局は、要避難区域外にいる人は避難不要としていますが、実際には要避難区域とそうでない区域の間にはっきりとラインが引かれているわけでもなく、また津波の規模・態様によってもその必要性が異なると考えられますので、区域外にいる人でも要避難区域の近くにいる人は避難した方がより安全です。また、要避難区域外にいる人は、津波見物等、不要不急の外出は控えて下さい。車で出掛けること自体が交通渋滞を招き、緊急当局や避難を必要としている人達に直接、間接の迷惑をかけることになります。 |
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各郡の市民防衛局の住所・電話番号 |
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(1) |
Hawaii County Civil Defense Agency
920 Ululani Street, Hilo, HI 96720
電話:935-0031 |
(2) |
Kauai County Civil Defense Agency
3990 Ka'ana Street, Lihue, HI 96766
電話:241-1800 |
(3) |
Maui County Civil Defense Agency
200 So. High Street, Wailuku, HI 96793
電話:243-7721 |
(4) |
Oahu Civil Defense Agency
650 So. King Street, Honolulu, HI96813
電話:523-4121 |
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なお、英語が不得手の方は次に電話すれば緊急時における翻訳サービスが受けられます。
Pacific Gateway Center /
電話:845-3918 |