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インフルエンザ症状の認識と管理のためのガイドライン(仮訳)
2009年4月
ハワイ州衛生局 インフルエンザの徴候と症状 インフルエンザウイルスによる感染は通常下記の症状を引き起こす: l
熱(37.8℃以上) l
咳 l
のどの痛み l
疲労感 l
頭痛 l
筋肉痛 今回流行している豚インフルエンザウイルス(H1N1亜型)、鳥インフルエンザウィルス(H5N1型)、または新型のヒト・インフルエンザ(パンデミック)の感染者は、上記に挙げたような典型的なヒト・インフルエンザ様症状を見せているが、肺炎、重症呼吸器疾患や、命にかかわる合併症といったもっと深刻な症状が出る感染者もいるだろう。ある特定のグループ(糖尿病、心臓病、ぜんそくを持つ人、肺気腫、妊娠中の女性)はさらに深刻な病気にかかりやすいだろう。 インフルエンザ感染に関するその他の事実 インフルエンザウイルスの感染は、感染者が咳やくしゃみをした際に放出される液滴によって広がる。この液滴は通常、空気中にとどまらずすぐに落下してしまうが、感染者から約3~6フィート周辺に移動することができる。これらの液滴が落下あるいはドアノブやコンピューターのキーボードといった物の表面に付着する前の浮遊中、人が呼吸し、口、鼻または目の粘膜に触れることにより感染する。ウイルスの状態によっては、物の表面に付着してから1~2日間生存することもある。 インフルエンザに感染した者は、症状を発症する前の約24時間、呼吸の液滴によりウイルスの蔓延を引き起こすことが可能であり、また症状を発症してからも約7日間呼吸器の分泌物中にあるウイルスを排出し続けるだろう。(子供の場合、症状の発症から10日間ウイルスを撒き散らすこともある。) 感染の広がりを制限する方法 l
健康を保つ - 食事、休息、水分を多く摂取、運動、季節性インフルエンザの予防接種を毎年受ける。 l
頻繁に手を洗う、またはアルコールベースのサニタイザージェル(手指消毒ジェル)を使用する。 l
ドアノブや電話といった硬い物の表面を消毒ワイパーで拭く。 l
咳やくしゃみをする際は、鼻と口をひじの内側部分またはティッシュで押さえる。他の人にも同様に促す。 l
使用済みのティッシュはゴミ箱に捨てる。 l
病気になったら仕事を休み自宅で療養する。子供が病気のときは、学校を休ませ、自宅にて療養。 l
ソーシャルディスタンシング(社会的距離を空ける)の実践。(例、自宅で仕事、インターネット・バンクの利用、不必要な移動を避ける) l
自発的に自宅待機する際に備える-水、食料、薬(イブプロフェンのような基本的な非処方薬と最低2週間分の処方薬の両方)といった非常用グッズを用意。 病気の場合は何をすべきか 発熱はインフルエンザ感染の徴候である。体温計を自宅に常備し、正しい使い方を知っておくこと。 l
体温計の先を最低2分間舌の下にあてる。 l
飲食後10分以上おいてから体温を測る。 l
37.8℃以上ある場合は熱があるとみなす。 発熱しており、最近鳥インフルエンザや豚インフルエンザが発生している国または州に行った、あるいは行った人と接触があるのであれば、早急に医者に連絡し、感染させてしまう可能性のある人たちとの接触を避けること。到着する前に医者の診療所に電話をし、インフルエンザの感染の疑いがある旨を伝える。外科用マスクの着用は飛沫感染拡大の機会を減少させるのに役立つだろう。 最近旅行しておらず、また旅行した人との接触が無い場合でも、季節性インフルエンザの治療を受けるため医者に診てもらい、他の病気(レプトスピラ症やデング熱を含む)を排除するべきである。一般的に、健康な人が季節性インフルエンザにかかった場合は自宅に待機し、次項に記述されているとおり療養すればよい。 パンデミックの警戒段階(phase)が上昇することは、パンデミック・インフルエンザ・ウイルスのヒトからヒトへの感染があることを意味し、発熱している人は適切な病院、クリニック、又は代替医療施設から治療を受けられるよう、HDOHから発行されている指示に従うべきである。 インフルエンザ感染者の自宅での看護法 病人は下記のとおり行うべきである: l
健康な家族との接触を避ける l
できれば、ドアの付いた別室にて待機 l
できれば、家庭用消毒剤で毎日洗浄された別のバスルームを使用 l
咳やくしゃみをする際はティッシュで押さえ、使用済みのティッシュはゴミ箱に捨てる l
入手可能であれば外科用マスクを着用 l
仕事、学校、店、その他の場所へ外出しない l
水分を多く摂取し、できる限り健康な食事を取る l
充分な休息を取る l
必要に応じて(例 発熱、うっ血、咳)市販薬を服用 l
(18歳以下の)子供にインフルエンザの疑いがある場合、アスピリンやアスピリンを含む製品(次サリチル酸ビスマス)を服用してはならない。稀にではあるが、非常に深刻なライ症候群(Reye syndrome)を引き起こす恐れがあるため。子供の発熱の軽減には、アセタミノーフェン(例 タイレノ-ル)やイブプロフェン(例 アドビルまたはモトリン)のような他の薬を使用する。 家庭において他の人々がすべきこと: l
訪問客を断る l
できれば、一家庭につき大人一人のみが病人の世話にあたる。感染者の世話にあたる人は感染の高い危険にさらされており、病気になる前に他人にウイルスをうつすかもしれないため、家から外出する際には外科用マスクを着用するべきである。 l
妊婦は病人の世話にあたらせないこと。 l
病人から6フィート(約1.83メートル)以上離れること。 l
病人と接触、あるいは病人が使用している部屋やバスルームに出入りした後を含め、頻繁に手を水と石鹸で洗うかアルコールベースの手指消毒ジェルを使用する。 l
病人に多くの水分と栄養のある食事の摂取と、ゆっくり休養するよう激励する。 l
病人の食器、銀器、タオル、または歯ブラシを使用しない。 l
病人の使用したシーツや衣料を洗剤で洗濯し、高温で乾燥機にかける。 l
病人の触れたものはすべて水と石鹸で洗うか、消毒ワイパーで拭く。 l
病人に、適当な施設における専門医療の必要性があるか、徴候をモニターする。下記のような徴候を含む: ・
息切れや呼吸困難の上昇 ・
適切な薬(アセタミノーフェン[例 タイレノ-ル]又はイブプロフェン[例 アドビルまたはモトリン]の服用にも係わらず長引く高熱(38.9℃以上) ・
精神的な混乱 ・
無気力(つまり、敏活でない。または通常の刺激に反応しない) l
もし病人に症状の悪化が見られるかそれが不確かな場合は、主治医と(もしくは)公衆衛生当局(連絡先情報はパンデミック発生中に公開される)に連絡をする。 l
発熱し、他人に感染させる可能性の高い間は自宅待機する。(大人は発症後7日間。子供は発症後10日間)
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