平成26年春の叙勲について
平成26年4月29日
日本政府は4月29日、平成26年春の叙勲をハワイ在住の次の方々に授与いたしました。
○ デニス・ヨシト・テラニシ(Dennis Yoshito Teranishi)
テラニシ氏は、1966年(昭和41年)にカリフォルニア州立科学技術大学作物学研究学科卒業(科学士)、1968年(昭和43年)にハワイ大学大学院科学修士号取得(土壌化学及び植物栄養学)。
同氏は、ハイテク分野での日米共同研究,共同事業の促進を目的に1983年(昭和58年)に設立された太平洋国際ハイテク研究センター(PICHTR)の理事を1999年(平成11年)から務めており、この間副理事長及び理事長を歴任し、ハイテク分野での様々なプロジェクトの企画,運営に携わってきた。これに加え、2011年(平成23年)からはPICHTR所長として、同センターの日々の活動に尽力して来ている。
今般の叙勲は、日米間の合意により設立された太平洋国際ハイテク研究センター(PICHTR)の幹部として,ハイテクノロジー分野での各種プロジェクトの企画運営で主導的な役割を果たし,同分野における日米協力の推進に寄与したこと。更には、米日カウンシル評議員として,特に、日系人の多いハワイに於ける同カウンシルの活動を積極的に推進し,日系人の地位強化及び日米友好親善関係の深化に貢献した功績を顕彰するものである。
勲章 |
氏名 |
主要経歴 |
功労概要 |
旭日小綬章 |
デニス・ヨシト・テラニシ
(69歳)
(ハワイ州ホノルル市在住) |
現 太平洋国際ハイテク研究センター理事兼所長
元 ハワイアン・ホスト社最高経営責任者 |
日本・アメリカ合衆国間の経済・科学技術分野における交流を通じた相互理解・友好親善の促進に寄与 |
○ 高原芳子(タカハラ ヨシコ)(リン ヨシコ ナカソネ)
高原女史は、日本の古典伝統芸能の一つである琉球舞踊の継承、発展に心血を注ぎ、50年以上の長きに亘り琉球舞踊の精力的な指導・公演に尽力し、ハワイにおける沖縄文化の普及、発展、継承等に多大に貢献した。また、併せて、日本文化特有の伝統的価値観や礼儀を伝える役割をも果たし、さらには、市民・草の根レベルでの日米交流を活発化させ、日米相互理解を促進した。同人のそれら功績は、日本・米国双方において非常に高く評価されている。
今般、上記に鑑み、同女史のその功績を称え、顕彰するものである。
勲章 |
氏名 |
主要経歴 |
功労概要 |
旭日双光賞 |
高原芳子(タカハラ・ヨシコ)
(リン ヨシコ ナカソネ)
(81歳)
(ハワイ州ホノルル市在住) |
現 琉球舞踊家、芳華流花虹の会・ナカソネ・ダンス・アカデミー会長 |
日米文化交流功労 |
(了)
日本の勲章・褒章については,内閣府賞勲局のウェブサイト(http://www8.cao.go.jp/shokun/index.html)をご確認ください。
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