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日米桜寄贈100周年外務大臣表彰 平成25年2月6日 外務省は日米桜寄贈100周年に際する外務大臣表彰の受賞者を発表しました。ハワイ州の関連では,小山鐵夫高知県立牧野植物園園長が受賞されました。 この日米桜寄贈100周年に際する外務大臣表彰は,桜に係わる各種日米交流を通じて、日米間の相互理解及び友好親善の促進に貢献した個人・団体に対し,その顕著な功績をたたえると共に,これらの活動に対する一層の理解と支持を国民各層にお願いする目的で,外務大臣により表彰が行われるものです。この外務大臣表彰により,個人8名,13団体が表彰されました。 小山鐵夫氏は,昨年の日米桜寄贈100周年を記念した全米における桜植樹プロジェクトの一環として,温暖な気候により日本本来の薄ピンクの花を咲かせる桜の育成が困難とされてきた当地ハワイに於いて,この日本桜の植樹実現を目指し,長年に亘る植物学者としての見識を活用して,昨年2月4日のハワイ島ワイメア地区における植樹式を実現させた功労者の一人です。実現に至るまでには、ハワイ州政府,特にハワイ州農務局との密接な連携・協力を行い,ハワイ島カムエラを含む当地の複数の苗圃において発芽・育成指導を行いました。その結果,小山氏のイニチアチブと当地ハワイのコミュニティの皆さまの多大なる協力により,植樹が実現しました。 その他,小山鐵夫氏は,桜関係ではこれまでにも長年に亘って様々な協力・支援を行ってきました。例えば,1980年代半ば,ワシントンの米国農務省国立樹木園(U.S.
National Arboretum)に対し,日本の桜の遺伝子源の収集や,その分類学調査研究の面で支援を行いました。当時,同博士の支援により収集されたこれらの桜遺伝子源が,100年前に初めて日本からの桜が植えられ、今では首都の春の風物詩となっているワシントンのポトマック河畔の桜並木の補植に使用され,現在の壮観な桜並木の維持に大きく貢献しています。また,1963年にニューヨーク植物園で勤務を開始した小山氏は,1970年代には,同園にアジア部を設置し,その部長に就任し,サクラ類を含む極東亜植物の研究を中心に据えました。さらに,同時期,ブルックリン植物園のサクラ(主として日本)の同定協力も行う等,米国における桜普及に長年に亘り貢献してきました。 小山氏は、現在、日本では高知県立牧野植物園園長の他、公益財団法人日本花の会の理事を務められています。
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(c) Consulate General of
Japan in Honolulu |
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