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平成23年度外務大臣表彰 平成23年7月25日 日本時間の7月25日(月),外務省は平成23年度外務大臣表彰の受賞者を発表しました。当地からは,荒
了寛・ハワイ日系人連合協会顧問が受賞されました。 外務大臣表彰は,経済,技術協力等の国際協力の推進,広報,文化事業の振興等の国際活動を通じ,諸外国との相互理解及び友好親善の促進に寄与した個人・団体に対し,その顕著な功績をたたえると共に,これらの活動に対する一層の理解と支持を日本国民各層にお願いする目的で,外務大臣により表彰が行われるものです。本年度は,全世界で個人68名,30団体(うち米国では個人9名,3団体)が表彰されました。 荒
了寛氏は,1970年代初頭に天台宗開教総長としてハワイへ移住した際,宗派を超えた活動を行うことが大事であると考え,仏教の基本的な教えを育むと同時に,地域の活動にも力を注ぐようになりました。日本文化の普及に努める中で,同宗別院内に書道,生け花,日本画,茶道等を教える「天台文化教室」を開設し,これがのちの,ハワイでは最初のそして唯一の日本芸術を中心として扱う「ハワイ美術院」となり,毎年地元の芸術家の作品展示が行われています。
また,1975年に仏教の精神に則った奉仕団体として「一隅会」を結成,その活動の一つには日本人移民一世の記録をビデオテープに収録する事業がありました。1985年の官約移民百周年記念祭の際には,それらの資料は当地ビショップ博物館に寄贈されました。更に,同氏は,新たな日系移民の記録事業として,ハワイ出身の日系兵達の記録を「手記」の形で収集,「ハワイ日系米兵-私たちは何と戦ったのか」というタイトルで一冊にまとめ,日本で出版しました。後にハワイ大学から英語版も出版され,これらの資料はハワイ日系人の歴史を知るための重要な資料となっています。 前述の官約移民百周年記念祭においては,同氏はハワイ仏教連盟の会長でもあった立場から,日米仏教徒会議並びに日米仏教学大会等を企画し,宗派を超えた歴史的な行事を成功させました。また,同氏は,毎年メモリアル・デーにアラモアナ・マジックアイランドで行われている灯籠流しを当地に広めることに貢献しました。同氏は現在も,重鎮として多くの日系団体の役職を務めています。
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(c) Consulate General of
Japan in Honolulu |