注意喚起:テロ対策を含む年末年始の安全対策

令和7年12月16日
●年末年始はクリスマスや新年のイベントが各地で開催され、多くの人で賑わいます。
このようなイベントでは、一般犯罪に加えてテロの危険も高まりますので、外出・ご旅行の際には周囲の治安状況に注意を払うなど安全対策に留意してください。
●最近、当館の職員と名乗る人物からの詐欺電話が多数確認されています。不審な電話を受けた場合は、一旦電話を切った上で、家族や知人に相談するなど落ち着いて対応してください。
 
1 テロ等に関する注意喚起
(1)12月15日、FBI及びロサンゼルス市警察等はカリフォルニア州において大晦日に複数のテロ攻撃を計画していたグループを逮捕した旨発表しました。クリスマスや年末年始といった祝祭日・イベントシーズンは、人の集まりや移動が増えるため、テロの標的とされる可能性が高まります。
(2)中東情勢を背景に、イスラエル・ユダヤ系コミュニティを標的としたテロ事案が発生していることから、ユダヤ教の記念日・祭日の期間及びその前後の期間においても、注意する必要があります。
(3)欧米等では、近年、警備や監視が手薄で一般市民が多く集まる場所(ソフトターゲット)を標的としたテロが発生しています。特に、観光施設周辺、イベント会場、レストラン、ホテル、ショッピングモール、公共交通機関、宗教関連施設等は、テロの標的となっています。
(4)外出される際には、常に最新情報の入手に努め、安全確保に十分注意を払ってください。
(5)対策の詳細は外務省広域情報「欧米等でのテロ等に関する注意喚起」をご参照ください。
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2025C049.html
 
2 一般犯罪に関する安全対策
年末年始はクリスマスや新年のイベントが各地で開催され、スリや置き引きといった窃盗事件や車上荒らしなどの一般犯罪が増加します。
被害にあわないために、以下のような点にご留意ください 。
○パスポートや財布等の貴重品は、短時間であっても車内に置いたまま車から離れない。
○車を駐車する際は、駐車場の人目につく場所、夜間は照明が届く場所を選んで駐車する。
○ご自身の荷物から短時間でも目を離さず、知らない人が声をかけてきたら注意する。
○見知らぬ人から声をかけられたら用心する。また、飲み物や食べ物は受け取らない。
○高額な現金・時計や貴金属は持ち歩いたり、人に見せない。目立つ服装は避ける。
○ライドシェアサービスを利用する場合は、乗車前に必ずライセンスプレート及び運転手情報を予約内容と照合する。白タクは絶対に利用しない。忘れ物にも注意。
○夜間・早朝の公共交通機関の利用は極力避け、利用する場合には可能な限り複数人で乗車する。居眠りをせず常に周囲に注意を払う。
○飲酒運転は厳禁。ホノルル市郡警察はホリデーシーズンに向けて、飲酒運転を減らすために検問やパトロールを強化しています。

3 当館の職員を名乗る詐欺電話
最近、当館の職員と名乗る人物からの詐欺電話が多数確認されています。多くの例では、「日本の警察から連絡がきているので直ちに総領事館にお越しください。」というような電話であるようですが、当館からは、このようなご連絡をすることはありません。このような電話を受けた場合には、一旦電話を切り、ご家族や周囲の方に相談して冷静に対応してください。