総領事館活動

令和3年3月8日

青木総領事によるカネオヘ米軍海兵隊基地訪問とクリッパー・メモリアル及び飯田大尉記念碑への献花

 3月8日、青木総領事は、カネオヘにある米軍海兵隊基地を訪問しました。
コムパラキス・ハワイ海兵隊基地司令官(Colonel Speros C. Koumparakis)に基地の歴史から現在の活動までご説明頂きました。
現在、基地には米国全土から集まった約6000名の海兵隊員が、広大なインド太平洋地域の平和と安全のために勤務についており、また、この日は米空軍の輸送機C-17が滑走路でタッチ・アンド・ゴー訓練を行っていました。司令官は、戦後、日米が非常に堅固な同盟関係を築き、現在はアジア太平洋地域の平和と安定に不可欠な存在になっていることを強調されていました。
 司令官からの御説明と基地の視察に引き続き、真珠湾攻撃の際にカネオヘ基地(当時は、米国海軍の偵察航空部隊基地)において亡くなられた20名の米国海軍関係者を追悼するクリッパー・メモリアルと飯田房太日本帝国海軍大尉の記念碑を訪問し、献花を行いました。飯田大尉は、戦闘機パイロットとしてカネオヘ基地攻撃中に被弾し、航空母艦に帰還することを諦めて引き返し、カネオヘ基地の格納庫に突入しようとしました。攻撃を受けた米軍の方々が、飯田大尉の勇気を讃えて突入地点に記念碑を建て、今も管理して下さっています。
2016年12月に当時の安倍総理とオバマ大統領が真珠湾を訪問された際、安倍総理も当該慰霊碑を訪問し、献花され、スピーチ(https://www.kantei.go.jp/jp/97_abe/statement/2016/1227usa.html)の中でこの慰霊碑に触れられています。
なお、米海兵隊が撮影した写真は、以下のページにも掲載されています。
https://www.dvidshub.net/image/6549499/japan-consul-general-visits-mcbh