総領事館活動

令和4年11月3日

「カケハシ・プロジェクト」沖縄県の高校生オアフ島を訪問、日米の友好交流を図り沖縄の魅力をPR

 10月19日から25日にかけて、外務省が推進する対日理解促進交流プログラム「カケハシ・プロジェクト」(沖縄プログラム)に参加した、沖縄県立知念高等学校と沖縄県立那覇国際高等学校の高校生17名がハワイ州オアフ島を訪問し、ハワイ州都歴史地区やビショップ博物館などの各地の視察や現地の高校生との文化交流を行いました。主なプログラムの概要は以下の通りです。

 10月20日、一行は当館を訪れ、井澤首席領事から総領事館の役割や日本とハワイの関係についてプレゼンテーションを行い、生徒の皆さんから積極的に質問があがりました。また、生徒の皆さんは、自己紹介及び沖縄文化やハワイと沖縄の繋がりを紹介するプレゼンテーションを行いました。当日は、ハワイ州教育庁よりコンプレックスエリア統括責任者のディサ・ハーグ氏、教育スペシャリストのジュディ・ナガサコ氏、ナナクリ高校校長のダリン・ピリアロハ氏、ハワイ沖縄連合会会長のデービッド・ジョーンズ氏がオブザーバーとして参加し、プレゼンテーションの感想や激励の言葉が伝えられました。

    

 10月24日午前、一行はハワイの製麺企業、サンヌードルを企業訪問しました。夘木栄人 社長から約40年前に日本から単身でハワイに渡り、同社を創業後、ハワイでシェアNo.1の製麺企業へと成長させた会社の歴史、米国で本格的な沖縄そばの家庭用パッケージ商品を開発した経緯や商品へのこだわり、そして地域貢献について話を伺いました。また、工場を見学し、ラーメンやハワイのサイミンなどのあらゆる種類の麺や商品の製造プロセスを視察しました。

  
 
 同日の午後、一行はワイパフ高校を訪れ、成果報告会を実施しました。生徒の皆さんは現地の学生の前で今回の訪米経験を通して学んだ、沖縄とハワイの文化の共通点、ハワイ州が取り組む環境保全活動、そして帰国後の活動計画としてSNSを活用して沖縄文化や日本の魅力を対外発信し、ハワイの学生との交流を継続するプラン等を発表しました。成果報告会後には、ワイパフ高校の生徒たちが企画したゲームやアクティビティで楽しく交流を深めました。

  

 また、一行はナナクリ高校を訪問し、当地の学校生活を体験したほか、一般家庭を訪問して普段の生活を体験するホームビジットを通して文化交流を行いました。カケハシプロジェクトの一環として、今度はナナクリ高校の生徒が2023年の2月に沖縄を訪れ、今回訪米した生徒たちと交流を継続する予定です。

【対日理解促進交流プログラム「カケハシ・プロジェクト」事業概要】
「カケハシ・プロジェクト」は、日本と北米地域との間で、対外発信力を有し将来を担う人材を互いに招へい・派遣する(オンライン交流を含む)事業です。人的交流を通じ、日本の政治・経済・社会・文化・歴史に加えて外交政策に関する日本についての理解を促進するとともに、未来の親日派・知日派を育成・発掘しています。また、参加者に日本の外交姿勢や魅力等について積極的に発信してもらうことで日本に関する対外発信を強化し、日本の外交基盤を拡充することを目的としています。

本年度に実施するプロジェクトの様子は、プログラム企画・運営を担う一般財団法人日本国際協力センター(JICE)及び米国非営利団体 ローラシアン協会が運営する以下のアカウントよりご覧いただけます。

フェイスブック:Kakehashi Project 2022-23
インスタグラム:@kakehashi_2022