総領事館活動

令和5年12月11日

日米共催真珠湾攻撃戦没者追悼式典の開催について

献花
兒玉総領事によるスピーチ
 12月8日、真珠湾ヒッカム統合基地内フォード島において、在ホノルル総領事館と米ハワイ方面海軍との共催により、真珠湾攻撃戦没者追悼式典が行われました。当式典は、2016年から毎年12月に、真珠湾攻撃で亡くなられた米国の軍人と市民、約2,400人、日本軍人65人を追悼するために実施されています。真珠湾攻撃から82周年を迎える本年の式典には、グリーン・ハワイ州知事及びブランジアーディ・ホノルル市長を含む州・市郡政府関係者、ルッテンバーグ米太平洋艦隊海上作戦部長を含む米軍関係者、退役軍人団体、日系人団体、宗教関係者、博物館関係者のほか、新潟県長岡市の磯田市長をはじめとする日本からの参列者もあり、全体でおよそ120名が参列しました。
 
 式典では、冒頭、真珠湾攻撃で亡くなった方々の御冥福をお祈りし、参列者が黙祷を捧げました。続いて、米太平洋艦隊音楽隊による日米両国国歌が演奏されました。
 
 続いて、兒玉総領事、バーネット米ハワイ方面海軍司令官のスピーチ、谷本世界連邦日本国会委員会事務局次長による衛藤征士郎衆議院議員(同委員会会長)のメッセージ代読、及びカー戦艦ミズーリ・メモリアル保存協会会長による基調講演がありました。
 
 兒玉総領事から、冒頭、11月29日に屋久島沖で発生した米軍オスプレイCV-22の墜落事案に触れ、亡くなった乗員8名への弔意と献身への謝意を表明しました。また、真珠湾攻撃での犠牲者に心からの哀悼の意を表明するとともに、和解の力と尊敬の念により、今日、日米両国は自由、民主主義、法の支配といった基本的価値を共有する同盟国として、インド太平洋地域の平和、安定及び繁栄に貢献している旨述べ、本式典の継続を通じ、この真珠湾が和解と友情のシンボルとして将来の世代に記憶されることを祈りたいと述べました。
 
 最後に、グリーン知事、バーネット司令官及び兒玉総領事が献花を行い、式典は終了しました。
バーネット司令官によるスピーチ
カー会長による基調講演