総領事館活動

令和7年12月9日（火曜日）、在ホノルル日本国総領事公邸において、第100歩兵大隊退役軍人クラブ、第442連隊戦闘団レガシーセンター、ハワイ陸軍情報部退役軍人クラブへの令和7年度外務大臣表彰伝達式を行いました。

これら3団体はいずれも、主に日系人から成る米軍部隊のアイデンティティや輝かしい功績を後世に継承すべく、長年にわたり、資料の保存や展示、追悼式典の実施、広報活動等の活動を行ってきました。これらの活動を通じて、3団体は、米国における日系人の歴史の保存・普及に貢献し、もって米国における日系人の地位向上に資するとともに、日本とハワイ州、ひいては日米の相互理解の深化や友好関係の促進に大きく寄与されました。
 
伝達式では、長徳総領事から、各団体が日系退役軍人の歴史継承や日米交流の促進に尽力してきたことへの深い謝意を述べました。続いて表彰状の奉読・授与が行われ、各団体を代表して答辞が述べられました。ハヤシ会長は、外務大臣表彰への感謝とともに、退役軍人支援や日米友好に向けた取り組みを振り返り、関係者への謝意を示しました。オケムラ会長は、ハワイ州並びに米国本土の日系人の歴史に言及し、今後次世代への歴史の継承のためにさらに尽力していく上で今回の表彰は非常に励みになると述べられました。キクカワ会長は、家族の戦時体験を通して陸軍情報部の役割を振り返り、同部隊が戦争中に果たした重要な役割を強調するとともに、表彰を受けたことへの感謝の意を表しました。

伝達式のプログラムは以下のとおりです。
・長徳総領事による祝辞
・表彰状の奉読及び授与
・キャサリン・ハヤシ第100歩兵大隊退役軍人クラブによる答辞
・カール・オケムラ第442連隊戦闘団レガシーセンター会長からの答辞
・カレン・キクカワ・ハワイ陸軍情報部退役軍人クラブ会長による答辞