海外安全対策情報

令和4年7月18日

1 社会・治安情勢

 新型コロナウイルス感染症に係る水際措置も緩和され、当地への観光客の増加に伴い、犯罪発生件数も増加傾向にあります。
 これからホリデーシーズンを迎えます。車上ねらいや置引き等の犯罪被害のほか、交通事故、海難事故の増加も予想されます。
 ハワイ州の各警察本部は対策を講じていますが、被害に遭わないよう、ご自分でも、ご自身やご家族の安全に注意しましょう。
 

2 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向

  1.  社会活動が新型コロナ感染症前の状態に戻るにつれ、犯罪発生件数も増加傾向にあります。
  2.  一般犯罪のうちの約8割が窃盗罪に関するものです。自動車盗、車上荒し、ひったくり、置き引き、空き巣等の犯罪には特にご注意下さい。
  3.  新型コロナウイルス感染症の影響による治安の悪化に伴い、夜間外出の際に殴打され、金品を奪われる被害も発生していますので、夜間の外出等には、十分ご注意下さい。
  4.  現在、海外からの観光客は増加しています。過去には、観光客を狙った次のような犯罪が発生していますので、十分にご注意ください。
  • 空港、ホテル内ロビーやプールサイド等で目を離した隙に荷物を置き引きされる。
  • ビーチに荷物を置いたまま全員で海に入っていたところ、荷物ごと盗まれ、荷物の中に入っていた車の鍵を使い、レンタカーも盗まれた。
  • バス停のベンチでバスを待っていたところ、バッグをひったくられ、取り戻そうとしたが振り払われ負傷した。

【主な被害発生場所】
車上狙い:タンタラスの丘やモアナルアガーデン等の観光地やアウトレットモール等の駐車場
置き引き:ビーチ、レストラン、ショッピングモール、空港等
ひったくり:ワイキキやアラモアナの路上等
 

3 邦人被害事案

令和4年度、当館が認知した被害事案は次のとおりです。
   4月~6月:当該情報には接していません。
   7月~9月:恐喝事件1件、車上ねらい1件

※  被害に遭った場合、犯人がけん銃や刃物等を隠し持っている可能性も念頭に置き、抵抗や自力での被害回復はあきらめ、直ちに安全な場所まで逃げたうえで、911(警察)に速報してください。(「ジャパニーズ スピーカー、プリーズ。」と伝えれば、ホノルル警察では可能な限り、日本語対応可能な担当官につないでくれるそうです。)
 
※  海での溺死事案等も発生しています。当地は潮流の流れが複雑な場所も多くあります。遊泳時にはライフガードがいる場所を選びましょう。
 

4 テロ・爆弾事件発生状況

  関連情報には接していません。
 

5 誘拐・脅迫等事件発生状況

  日本人が被害者となる事件情報には接していません。
 

6 日本企業の安全に関わる諸問題

  関連情報には接していません。

7 参考情報

(1) 危険・スポット・広域情報
    https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_221.html
(2) 安全対策基礎データ(米国)
    https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_221.html
(3) 安全の手引き
    https://www.honolulu.us.emb-japan.go.jp/files/100293386.pdf
(4) 当遺棄犯罪発生状況マップ
    https://www.honolulupd.org/information/crime-mapping/